月まで連れてって

好きなものをブログに書きます。

1. 香水「VALENTINO VALENTINA」

f:id:basuroman:20200601225754j:plain



香水に心を囚われて、もはや何年になるのでしょう。

子供の頃に初めて母からもらったGIVENCHYの「プチサンボン」や、勝手に母の棚から数滴拝借したHERMESの「ナイルの庭」等、香水との思い出は数々。香りは人の記憶と強く結びつくといった話はよく聞きますが、まさしくその通りであるとかねてより確信しています。

また、香水はハイブランドでも手出ししやすいので、最上のものに比較的すぐにアプローチできることも好きな理由の一つです。

大女優からご近所さんまで、皆が同じ香りを共有できるなんて素晴らしいと思います。

他人の香水もついつい気になってしまうので、事あるごとに人様の香水事情ヒアリングに走りがちです。

道ですれ違う、見知らぬ人の香りから思い出を引きずり出されるのも悪くはありません。

 

さて、こちらの香水ですが、ごく簡単な一言で表すなら「セクシー」っていう感じです。

おハイソなVALENTINOのサイトからは、何故かフレグランスのページ自体が見つけられなかったので、発売当初の記事よりコメントを引用します。

 

 「VALENTINA」は、ヴァレンティノ・ウーマンの女性らしさと個性を象徴する新しい香り。2人の調香師オリビエ・クリスプアルベルト・モリヤスにより、官能的で自由気ままな美と、型にはまらないフェミニティからインスパイアされた現代のプリンセスの魅力がボトルに閉じ込められた。フレッシュなベルガモットにホワイトトリュフが大胆に香るトップノートにワイルドストロベリーナチュラルに漂い、オレンジブロッサム、チュベローズ、ジャスミンが輝く美を表現。最後にはシダーウッドがノーブルに、アンバーはセンシュアルに香り、印象的なコントラストを演出する。クラシックかつモダンな香水は、フェミニンな淡いピンク色。ホワイト・アイボリー・ヌードの3つの花が添えられたラウンドシェイプのクリスタルボトルに詰められている。

(https://www.fashionsnap.com/article/2012-01-12/valentino-fragrance/)

 

 

カタカナが多くて私は途中で真剣に読むのを諦めました。

要は、現代の女性向けの香水ってことだと思うのですが、付けてみての所感は「甘く心に残る香り」というところです。

ホワイトトリュフやワイルドストロベリーといった見ただけで美味しそうな香りから、消えざまの落ちつくような香りまで、私の心を離さないのがこの香水です。

初めての出会いは母が何気なくくれたサンプルだったのですが、ひと嗅ぎで「なんか違う」と感じ、無くなると同時に大学生当時のなけなしのお金で購入しました。(だいたい50mlで定価1万円弱。大学生にとっては飲み会3回分の大金)

周りからの評判は正直あまりよろしくありません。臭いという評価もぼちぼち、、たしかに激しい香りではあるかもしれません。レビューサイトの評判も低めです。こんなに好きなのに。

それでも私にとってはしばらくはこの香水が四番打者です。楽しみな外出や寝る前の景気づけにプッシュすると、すぐ自分の機嫌が取れる便利グッズです。

何よりもブリリアントなこのボトル!持ち歩きに全く適さない外側のモダンな花と淡いピンク色の透明な液、眺めるだけでわりと幸福です。

決していい夢にばかり連れて行ってくれる香水ではありませんが、私にとってはお守りみたいなものです。今のところは、地上から枯れ果てるまで買うと思います。

 

 

冒頭画像引用:https://www.fragrantica.com/perfume/Valentino/Valentina-12770.html

 

雑記

今日は大変気に入った色のワンピースを買いました。昔だったらきっと入りもしなかったであろう店で購入し、改めて加齢を感じました。自分に似合いそうな色が見つけられるようになってきて嬉しい限り。

あと先日友達から送りつけられてきたタトゥーシールを全身のそこかしこに貼り付けているのですが、家族での食事中に腕の内側に貼った薔薇を見咎められ、シールを貼っているという極めてダサい告白をさせられるハメになりました。

弟は、「ついに彫ったか、と思ったけど、まあ姉ちゃんだしな、と思っていた。」とのコメントをくれました。理解のある弟を持てて姉は幸せです。

f:id:basuroman:20200601002432j:image